【新唐人日本2012年1月8日付ニュース】2012年の年明けから、中国各地では集団抗議の嵐が巻き起こっています。南部の福建省では千人に上る村民らは“烏坎村に学ぼう”などと書いた横断幕を掲げて、共産党書記の土地の不法占拠を訴えました。
1月3日、福建省晋江市の渓辺回族村の千人に上る村民が、 “烏坎村に学ぼう”、“後世のために”、“土地を取り戻そう”などと書かれた横断幕を掲げて、地元鎮政府に向い、村の共産党書記の4人兄弟による土地の不法占拠を訴えました。
情報によると、村書記の兄は、村の土地を不法占拠し、砂を採取。書記の弟は、村の廟の建設予定地を不法占拠してホテルを建てたそうです。調査を求める村民らに対し、村の共産党委員会は、対応を拒みました。
晋江市渓辺回族村共産党委員会
「この件は自分で調べてください。内部の情報を漏らすと、そのうち居られなくなるので、一部の事は言えません」
村民によると、2011年9月にも地元の鎮政府に陳情し、村書記一家の土地の不法占拠を訴えました。書記一家は数十年にわたり、権力を行使して私腹を肥やしているそうです。しかし、地元政府の職員は村民を“恥知らず”と罵ったそうです。このことに対し、我々は1月3日、鎮政府に電話をかけましたが、通じませんでした。
村の書記は2011年10月、村民大会を開き、村の財務状況を公表。村の数千ムーの土地を不法売却したにもかかわらず、帳簿には300万元しか残っていなかったそうです。村民らは地元当局に、徹底的な調査を求めています。
新唐人テレビがお伝えしました。